2017年5月24日水曜日

雑感:ロボアドバイザーに向いてる人と向いてない人

たまには柄にすらない資産運用ネタでも

最近ロボアドバイザーが話題だ。有名どころを上げるとすればウェルスナビTHEOなどがそうで、主としては海外のETFを中心に買い付け・運用・売却や分配の再投資を全て自動で運用するという資産運用サービスの事を言う。

筆者自身も新卒で就職して数年経ってからと遅まきながらもインデックスファンドの積立投資を細々とやり始めていたのもありこのサービスは結構気になっていたので、改めて調べてみたが筆者にとっては真っ先に感じたのは「あ、自分にとってこれはないわ」という印象。というわけでタイトルの通りに分けてこの印象を説明しようか。

ロボアドバイザーに向いてない人

・すでにインデックス投資をやってる人

おそらくだが、インデックス投資をすでに実践してる人の大半は自分なりにアセットクラスやアセットアロケーションのポートフォリオを組んで運用していると思うが、やはり一番厄介なのは逆にロボアドバイザーによってそのアセットアロケーションが狂ってしまうというのが難点と言える。自動運用と言っても機械の意思決定と人間の意思決定はまず一致しないし場合によっては本人の思うような運用ができないという点がデメリットと言える。
後はコストが盲点、実質的にはロボアドバイザーを通してETFを買うのでロボアドバイザーというファンド・オブ・ファンズ(別の投資信託に対して投資をする投資信託)の投資信託と言える。なのでコストもロボアドバイザーの手数料+ETFの信託報酬なのでやはり多少なりにもコストがかかってしまうという点も無視はできない。

・単純にカネを増やしたい人

ロボアドバイザー以前の話。それならFXとかCFD取引でレバレッジかけてやった方が手っ取り早い。当然ながらその分リスクは大きいし素人がやったとこで大ヤケドして有り金吹き飛ばすのがオチだが。といっても中には自動運用を都合よく解釈している御仁もそうそういないとも言えないが。とはいえかくいう筆者も初めてロボアドバイザーなるものを聞いたときはそんな風に解釈してしまった時がありました。

逆にロボアドバイザーに向いてる人

・これから投資を始める人でかつ、まとまった資金がある人

全くの初心者でこれから資産運用を始めるというのなら話は別。ウェルスナビはスタートラインが100万円とやや高いもののTHEOならば10万円とスタートラインが低いので初めて資産運用をする場合にボーナスが入ってきたタイミングでその半分を放り込むような形での運用もできるし変に銀行員や証券マンの口車に乗せられてぼったくりまがいのミョーチキリンな投資信託を買うよりははるかに良い。そういう意味ではまとまった貯金があってこれから資産運用を始めようという人にとっては一つの福音とも言える。

まとめ

ロボアドバイザー自体は完璧な金融商品やサービスとは言えないがそれでも今まで銀行や証券会社によって売られてきた投資信託なんかに比べればはるかに秀逸なサービスといえる。すでに積立投資である程度資産運用慣れしてる人にとっては不向きな節も言えるがこれから資産運用を始める人にとってはベターな選択肢の一つとも言える。とはいえ資産運用や金融商品や運用方法、スタイルは十人十色、三者三様なので各自十分に調べ上げたうえで始めよう。

というわけで資産形成とかロボアドバイザーとか投資のよもや雑感はこの一言で締めくくろう

~ロボアドバイザーは最悪の金融商品らしい。ただし、これまでに売られてきたあらゆる投資信託や金融商品を別にすればの話だが~

あと余談、最近ですがSBI証券が5/19からiDeCoの手数料を無料にするというアナウンスを出しましたね。筆者もつい最近iDeCo口座をSBIに移しましたが、やったぜSBI!!

※注意
当記事はあくまでも個人の所感に基づくものであり特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。また、投資においては元本の損失を被る恐れがあることを理解したうえで最終的な決定判断は全て自己の責任において行いましょう。

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