2016年3月12日土曜日

第3回CodeIQ感謝祭「CodeIQ春のエンジニアまつり」 参加リポート

今さらですがつい先週、CodeIQのイベント、「CodeIQ春のエンジニアまつり」に参加してきました。

登壇者もマイクロソフトの澤円さんや厚切りジェイソンでおなじみJason Danielsonさんといった超有名人の顔ぶればかりで講演も非常に濃厚でした。



今回はこの参加記ということで講演の簡単なまとめや雑感を


インクリメント 及川さん「テーマ:情報共有」

・情報共有は歴史を辿ると1980年代、OAがトレンドで紙からコンピュータへという流れ。
・作成はワードやエクセル、共有は掲示板、企業にはやっとコンピュータが導入されたばっか
・1990年代から知識管理(Knowledge Mangement)の流れになり「暗黙知」を「形式知」として表出させる流れが一般的になる

・80年代から90年代の流れは「情報共有」から「知識共有」
平たく言うと「何を入れるか」(=情報共有)ではなく「何を入れるか」(=知識共有)がミソ
共有ストレージなんかのシステムやテクノロジを入れるだけでは何の意味にもならない

・2000年代に入ると今度は「知識共有」から「協調作業」
・ツールやデバイスも電子会議室システムやビデオ会議、マルチメディア会議といった会議室システムや稟議・決裁等のワークフローシステム、LotusNotesなどのグループウェアが主流になる

・現在の情報共有はさらにWiki、エンタープライズソーシャルやチャットなどいろいろ
・現在の情報共有の課題点は情報漏えいリスクと共感不足
→対策としては規定などのルール化やデータのプロテクト、RMSによる権限管理などのシステム導入があげられるがシステムだけでは不十分(手書きメモ、画面をスマホで撮影なんかじゃ無意味)
→システムだけでは限界があるので文化形成が重要
・参考になるのがGoogleの"Share Everything you can"
・情報共有とキャリアの考えは「中から外へ」「アウトプットから考える」「個人とチーム」「情報だけではなく知識も」「アウトプットを大切に」


日本マイクロソフト 澤さん「澤円のリアルプレゼン塾」

・プレゼンテーションは3層の構造で考えること
・プレゼンの3層構造は…
①ビジョン(Why):何のためのプレゼンテーションか
②核(What):何を伝えるのか
③話術(How):どう伝えるのか
・この3層構造のうち、①のビジョンと②の核が最も重要
・①ビジョン…さらに分けると「ビジョン」(究極理想の形、絶対に変えてはいけない)と「スコープ」(個別のタスク、柔軟に変えてよい)、プレゼンテーションでは終わった後、オーディエンスにどうなってほしいのかを念頭に置くこと、相手にどう行動を起こさせるのかといった明確なビジョンを描くことが重要。「時間と空間の共有」がポイントでなぜ自分がここにいるのかを明確にして臨むこと
・②核…「1文で何が言いたいのかを伝えるもの」
・相手が他人に伝えたくなるもの、「伝言ゲーム」の情報のずれをなくすこと
・ポイントは「シンプルであること」、詳細は添付資料で
・重要な数字は強調して表示
・「アクションを明確化」…誰が何をいつまでに、求められる結果を明確化させること

スライド関連は割愛

・注意すべきは自分の「クセ」、口癖や言い回しなどの普段の「クセ」を意識してそれをなくすこと
・立つ、座るなどの際は腹筋を意識した姿勢を
・買い物やカフェの注文でもお店の人とのやり取りでも丁寧な言葉を使うのも心掛けること

(筆者所感)
・ここでの「プレゼン」はスライドショーの発表だけでなく「何かを誰かに伝えること」全般に言えそうです。
(例えば本を書く、ブログを書く、あるいは上司へ仕事の状況を報告する…など誰かに対して何かを発信することすべてが澤さんの言う「プレゼンテーション」に当てはまります)
・特に「ビジョン」と「核」は自分を振り返ってもなかなか意識できてないのでここは心がけることと(会社の報告でもこれまでに「お前何が言いたいんだ?」と突っ込まれたりするのが多々あるほどでした)
・あとは言葉遣いや姿勢などの「クセ」も若いうちに意識しないとなかなか抜けないですね…

テラスカイ Jason Danielsonさん「考える力」

・「勉強のための勉強」は続くわけがない!
・ITのスピード感を意識すること、日本の企業はあまりに時間がかかりすぎる
・英語は大事、英語が使えるだけでも見える世界は相当広がる
(例えばWikipediaでは日本語の記事は約280万ほどだが英語の記事は3800万と約13倍の差がある)
・人生は仕事だけじゃない
・より良い方向へ向かうように考えよう
・付加価値を意識して取り組むこと(誰が使うか?どう使えるか?)
・自分が何をやっているかを考えること


いやー、非常に濃厚な半日でした。
特に澤さんのセッションは聞いてて非常に腑に落ちるもので及川さんやJasonさんの話も自分のキャリアを考えるためのヒントになりました。

これからも日々精進。

近況といえばいろいろありますがとりあえずどうにかはやってます

おまけ…休憩中の風景

0 件のコメント:

コメントを投稿